テニスはやっぱりメンタルスポーツ?!(錦織vsガスケ戦で感じた事)

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先日のフレンチオープン4回戦の 錦織 vs ガスケの試合はテニスは本当に難しいスポーツだなぁ~と実感する試合でした!

 

ファーストセットの立ち上がり第3ゲームで錦織がブレークをされて、その次のゲームですぐにブレークバックをしてそのまま錦織の調子が上がり4-2のデュースになったところで雨でサスペンデッド。

4-2までの展開はほぼ錦織のペースでラリーの主導権を先に握っていて、ガスケのボールが浅くなったらネットプレーへと展開をして予定通りの完璧な試合運びとなっていました。

錦織はスロースターターで打ち合っていく中で調子を上げていくタイプなので、この日はちょうどエンジン全開のところで水を差された形になりました。

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雨での中断を挟み、デュースから再開でしかも自分のサービスというとても嫌な展開の中、簡単に錦織のミスでブレークを許してしまってからは一気に流れが傾きました。

雨での中断前まではガスケも今の錦織を止めるのにはかなり厳しいという気持ちがあったと思います。

最近2試合(マドリードとローマ)と同じ展開で負けることが頭をよぎったと思います。

 

しかし、雨の中断からの最初のゲーム錦織のミスで簡単にブレークをして

「これはまだ、いける」

と思ったはずです。

 

逆に錦織は中断前までは完璧に支配をしていたので

「まあしょうがない」

くらいの感じで中断前のプレーをすればいつでも勝つことはできると思っていたように思えます。

 

しかし、雨での中断を挟みボールとコートは水分をたくさん含んでいて再開前とは全然違っていました。

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錦織の正確なストロークに乱れが生じます。

4-2まではしっかり入っていたボールが入らなくなったり、大事な場面でしかもほとんど錦織がガスケを崩していてウィナーを取るだけのボールがネットに当たってアウトになってしまったり、ネットインで相手のチャンスになってしまいポイントを取られてしまいました。

 

アンラッキーといえばアンラッキーですがこういうのが積み重なってセットまで失ってしまうと迷いや焦りが生じます。

悪いプレーをしていないのに大事なポイントや大事なショットを打つときにアンラッキーなショットになってしまい相手にポイントを奪われてしまう。

これはテニスをやっていると時々あります。

 

こういう時、頭によぎるのは

「見えない何かが自分を負けさせようとしているのでは?」

などと考えたりします(笑)

 

普段の錦織で普通の相手ならここで立て直しが効くのですが、今回特に運が悪かったことはここは

フレンチオープンでした。

ガスケの地元です!

 

今大会フランス人は16名参加していましたが、全員敗退しており、先日残りのフランスのプレーヤーのツォンガがまさかの棄権、シモンやシャルディも敗退。

こうなると地元フランスでは生き残ったガスケの応援にいやがおうにも力が入ります。

 

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試合の最初から

ガスケがポイントを取ると凄まじい応援。
錦織がポイントを取ると拍手くらい。

完全にアウェーでした。

 

3回戦でベルダスコに勝った後、記者会見で

「次の試合は地元ガスケで完全にアウェーだが観客の応援にはどう対処するのか?」

と記者からの質問があった時に錦織は

 

「基本、無視をする」

と錦織は語っていましたが、この日の応援は錦織に影響を与えると言うよりも、ガスケを盛り立てるのには十分過ぎる程の応援でした。

 

試合後にガスケも

「観客の応援に後押しをしてもらった」

と語っているようにガスケにはとてつもないパワーが付いていました。

 

ファーストセットを取った時の大歓声。

そこでガスケは完全に勢いに乗ってセカンドセットの最初錦織のサービスゲームをドロップショットなどを織り交ぜいきなりブレーク。

 

さらに第5ゲームでも錦織のサービスをブレークして5-1まで持っていきます。

 

この時は完全にガスケが全開でバックハンドの打ち合いでも主導権を握っているし、フォアハンドでのミスがとても少なくなってきます。

錦織も悪くはないのですがいまいち良くもない。

こういう時は勢いのあるプレーヤーの方がアイデアが豊富でドロップショットや得意なショットが随所で入ってきます。

セカンドセットの最後のバックハンドのウィナーも体勢を崩していて半ば強引に打ったショットでエースになっていました。

錦織はなすすべがなくセカンドセットも取られます。

 

ただ錦織が成長したなと思うのが第3セット。

 

第3セットでは組み立てをガスケのフォアにボールを集めるようにしてバックハンドでの打ち合いを避けて相手を左右に振り、組み立てていきました。

そこからは少し落ち着いた感じで錦織らしいプレーがちらほら見られ、逆にガスケのショットに狂いが出てきました。

状況はイーブンといえる状況になり第3セットは錦織が6-4で奪取!

 

これならいけると思い反撃ののろしを上げて挑んだ第4セット。

最初の錦織のサービスゲームがもつれて最後は錦織のミスでブレークスタート。

 

完全に反撃のきっかけを失いました。

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一度狂った歯車はそう簡単には戻らない!

って思えるブレークでした。

 

ブレークされても何とか平静を保つようにしていましたが

第5ゲームでチャンスボールを痛恨のミスをしてブレーク。

 

ここでは完全に焦りが出ていました。

 

そしてこのまま試合終了!

 

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見ていて何ともやり切れない気持ちの試合内容!

観客の応援がこんなにも選手を乗せてしまうんだという現実。

 

一度狂ってしまったモノをどう元に戻したらいいのか?という大きな課題。

 

ここで僕の見てきた

フェデラーやナダルやジョコビッチが過去にこのような場面でどのように持ち直したかを思い出してみると・・・

 

フェデラー王者のプライドがその窮地から逆転劇を演じてきていたように思えます。

「自分は王者なんだから絶対に負けない」

「自分が打ったボールが入らなくなるなんてことはない、完璧なんだ」

と言わんばかりに窮地に立たされると信じられないようなプレーをしてきました。

 

ナダル自分のテニスのスタイルを信じてそれを繰り返す!

自分は走ってとにかくコートに回転をかけて深く入れる。

体力には絶対の自信があるから体力では負けない。

相手が10球続けてきても、100球続けてきても全て相手のコートに返してやる。

という自分のスタイルを信じ切ってそれをやり続けることで今の現状を打開してきました。

 

ジョコビッチが印象的なのは決して真似はしてはいけませんが

ラケットをバキバキに叩き付けてへし折ってしまった試合があります。

それまでは焦りがみられジョコビッチらしからぬ試合展開でしたがそのラケットを折ってからは一気に落ち着いていつものジョコビッチに戻った試合がありました。

基本ジョコビッチは調子が悪かったりすると大声で叫んで自分を鼓舞してその自分の中のフラストレーションを発散させて落ち着かせます。

 

選手によってコート上での表現の仕方は様々だと思います。

 

今回のような錦織の試合展開はこれからも必ず出てくると思います。

今後、どうやって錦織がその場面を打開していくのか?

一番の根本は「自分が勝つんだ」という信念がぶれないことでしょうね!

 

錦織には錦織の自分の表現の仕方があると思います。

それを錦織自身が見つけ出して大いにコート上で表現してもらい是非マスターズ1000、グランドスラムで日本人初優勝をしてもらいたいと思います!

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『あっ!今テニスやりたいなぁ〜』 と思った時に自分に合った テニスをやる場所が 見つかったら嬉しいですか? 日本全国いつでもどこでも テニスがやれる仕組みを作ることを 僕の人生の目標(夢)として 日々仕事をしながら 様々な情報発信、練習会、 イベント開催などを行なっています。 テニスコーチを10年やっていました。 テニスコーチになれば 僕の夢は叶うと思っていましたが 結局叶わずコーチを辞めました。 現在はファイナンシャルプランナー として働きながら 時間をコントロールして テニスの夢を叶えています。 コーチを辞めてから 40以上ものテニスサークルへ 遊びに行きました。 どこも同じような悩みを 抱えていました。 特に多かったのが ・人は集まるのだけれどもコートが取れない。 ・コートはあるんだけど人がいない。 でした。 テニスコートには限りがあって ミスマッチな状態があります。 例えば 2面のコートがあって 1面ではおじさんが2人だけで シングルスをやっていて 明らかに疲れ切っている。 もう1面では若者が20人くらいで 順番待ちで退屈そうにやっている。 こういう光景を見ました。 この時僕は単純に 『一緒にやればいいのに!』 って思いました。 なぜやらないのでしょうか? それは 『知らないから』 です。 知っていれば一緒にやっていたはずです! テニスって誰でも気軽に初められて すぐに仲良くなれるスポーツです。 このブログでは様々な テニスの役に立つ情報を載せていきます。 僕の練習会や主催するトーナメント情報なども 配信していきます。 そういう会に参加していただいた方に いろんな人を紹介をします! そしてつながっていただきます。 その一つのツールとして お使いいただけたらと 思っています。

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カテゴリー: 全仏オープン

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